蜂蜜は古代エジプト時代から人間に利用されてきたのですね。
クレオパトラが肌の手入れに蜂蜜を使っていたっていうのは
有名な話のようです。
古代エジプトの調合香料として有名なものにキフィがあります。
もうずいぶん前にキフィを再現してみましたが
今にして思えば、蜂蜜が重要だったような気がします。
さまざまな植物を集め、それらを皆粉々にして
蜂蜜と樹脂で練り合わせるのです。
そのとき感じたことは、感想させた植物や樹脂を
細かい粉にするのはたいへんな労力だということでした。
手作業で切り刻んだり、乳鉢で擦りおろしたり
どんなに作業しても、いつまでたっても終わらないんじゃないかと
心配になってしまうくらいなんです。
あんまりたいへんだったので、古代式にやろうなんて
意気込んでいたのですが、とうとう最後にはコーヒーミルを使いました。
ところがそのコーヒーミルも、最終的には壊れてしまったほど。
古代エジプトでは、蜂蜜は上流階級のものだったと聞きます。
蜂蜜を使ったキフィも上流階級のもので召使い達が作らされていたのでしょう。
ツタンカーメンの墓からみつかった壷の中には
どろりとした香料が残っていて、かすかに匂いがしたと聞きました。
その香料には、蜂蜜が練り合わされていたのかもしれませんね。
やっぱり、蜂蜜はすごいなあ。
0 件のコメント:
コメントを投稿