2013年6月15日土曜日

懐かしい庭

木曜日は、おばさんのお見舞いに。

誰もいない本家の庭には、真っ白の紫陽花が咲いていました。
この庭は、幼いころの思い出が一杯。

やさしかったおばあちゃん。
毎年、夏はずっと田舎で過ごしてました。
仕事を始めて、いそがしくなって何年も田舎に行かなくなって…
夏休みなら、孫達が遊びにくるかと
そんな時期に、祖母は急になくなってしまいました。
前日も、畑仕事をして、育てた花を近所に配って
次の日には、帰らぬ人になってしまいました。

駆けつけた私たちは、祖母が丹精した花達に迎えられたものです。

雨戸越しの日の光が、筋になって差し込むことを
まじまじと眺めていたことなんかを思い出します。

廊下の先のトイレはちょっと暗くて怖かったけど
トイレの入り口に手洗い用の鉢があって
手ぬぐいもぶら下がっていたのが、なんとなく好きだった。
子供心に、風情を感じていたのだと思います。

だからこそ、この土地が好きで、ここに戻りたいと思うのでしょう。
なるべく早く、母が元気なうちに。

0 件のコメント:

コメントを投稿